この動画は、
マクドナルドのフライドポテトが
なぜあんなにも美味しく、
中毒性があるのかを食品科学の視点から
「ゆっくり解説」形式で
解き明かしたものです。
家庭での失敗の原因と、
マクドナルドが計算し尽くした
3つの美味しさのメカニズムが紹介されています。
※注意:管理人は腐らないポテトなんて絶対に食べません。
家庭での失敗の原因:温度管理
水分の爆発
生のじゃがいもは約80%が水分です。
これを一度に油へ入れると
油の温度が急低下し、
水蒸気の勢いが弱まった隙に
油が内部に侵入するため、
ベチャベチャで油っぽくなってしまいます。
プロの対応
マクドナルドでは
巨大なフライヤーで大量の熱を維持し、
完璧な温度管理を行っています。
メカニズム①:ブランチングと2度揚げ
ブランチング(下茹で)
あげる前に約76度の温水で
じっくり茹でることで、
中のデンプンを
「糊化(こか)」させ、
ホクホク感を出しやすくします。
酢の魔法
茹でる際に
少量の「酢」を入れることで、
細胞同士を繋ぐ「ペクチン」の分解を抑え、
形を保ったまま
中だけ柔らかくすることができます。
2度揚げの盾
高温(約190度)で一気に揚げると、
表面の水分が爆発的に蒸発して
「水蒸気の盾」を作り、
油の侵入を防ぎながら
ガラスのように硬い殻を作ります。
メカニズム②:味覚のハッキング「至福点」
ブドウ糖のコーティング
表面を美しい黄金色に焦がすため、
また脳に快楽を与えるために
0.5%のブドウ糖液が使われています。
至福点(Bliss Point)
「塩味・甘み・脂肪」の3つが
脳を最高に満足させる
黄金比率で組み合わされており、
ドーパミンが放出され
「もっと食べたい」
という中毒性が生まれます。
牛脂の旨味
揚げ油に
牛脂(ヘッド)と
パーム油をブレンドすることで、
特有のジャンクな旨味を引き出しています。
メカニズム③:なぜ冷めると激まずになるのか?
デンプンの老化
温度が下がると、
ふっくらしていたデンプン分子が
再びカチカチに結びつく
「老化」が起こります。
水分の逆転現象
分子が結びつく際に
雑巾を絞るように水分を外へ押し出し、
その水分がせっかく作った外側の殻を
ふやかしてしまうため、
中はパサパサ、
外はふにゃふにゃになってしまいます。
【おまけ】家庭で究極のポテトを再現する方法
1. 酢(大さじ1)を入れたお湯で下茹でする。
2. 水気を切って一度冷凍庫で冷やす。
3. 170度と190度で2度揚げする。
4. 振りかける塩に「指先ひとまみの粉砂糖」を混ぜる。